鶏肋ダイジェスティブ

人生の心残りを消化して忘れるためのブログ

ブログをはじめるにあたって

このブログは、『鶏肋ダイジェスティブ』という名前だ。
人生のささいな未消化物をどうにかこうにか消化しようという趣旨である。
わかりにくい言い方をしてしまったが、単にアニメや漫画や小説についての話が多いブログになる予定だ。
このブログは、「忘れるため」のブログである。

人生に不良債権となった作品が多すぎる。
ファイブスター物語』も『ヒストリエ』も『ベルセルク』も『HUNTER×HUNTER』も『強殖装甲ガイバー』も『BASTARD!!』も、たぶん自分か作者のどちらかが死ぬまで終わらないままだろう。
すでに完結した作品についても、結局物語上のエンドマークを見たというだけで、どこかで脳の片隅に引っかかり続けていて、何かの節にあれはどういうことだったんだろうと顔を出す。
それはそれで素敵な体験なのかもしれないが、本棚と同じように自分の意識の容量にも限界がある。いっそすっぱりそういった物を忘れてしまうというのも、生来の貧乏性によりためらわれる。本を捨てられないのと同じだ。

結局のところ忘れられない、捨てられないのは、その作品について十分に消化しきっていないからだ。
そんなふうに思ったので、満足するまで作品を語りきってしまうためにこのブログを開設することを考えた。

そこから面倒臭くてだらだらと時間を引き伸ばしていたのだが、つい先日、とある似たような人生の不良債権作品がすっきりと消化する奇跡的な終わり方をしたので、やっと重い腰を上げることができた。
そんなわけで、最初の記事は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』についての感想となる。
縁あってたまたまこのブログを見た人は、どうぞお付き合いください。

なお、作品感想だけではなく、プラモデルや料理などの話題についても書いていくつもりです。
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*1:そして『鶏肋ダイジェスティブ』という二字熟語+英単語のネーミングは、当然のごとくかつての椎名林檎を意識したものである。